実践!ジプシールンバギター奏法

Gipsy Kingsの曲を彼らのように弾いてみたい!と思っている人、結構いるのではないですか?
そこまで思っていなくとも、どう弾いているんだろう?と興味を持っている人、これも結構数多いと思います。
奏法解説と言えるかは分かりませんが、そんなヒント、コツをおすそ分けできればと思います。
まあ、ハッキリ言って、「かなり詳細なネタばらし」(笑)に近いのですが、これを契機にジプシールンバ人口が広がることを望んでいるので、包み隠さず(そんな大袈裟なものではないですが)公開してお伝えします。

ジプシールンバ奏法のメソッドなど存在しない!

とは言え、実は、ジプシールンバ奏法のメソッド(技術や理論などが体系化されたもの)はこの世には存在しません。

フラメンコギター奏法や、ジプシー(ジャズ)ギター奏法などは、教則ビデオが出ていたりもしますが、Gipsy Kingsをはじめとするジプシールンバには、そのような気の利いたものは一切無いのです。
まだ、このジプシールンバなるものが発生してから、歴史が浅い(50~60年位)のでそこまで成熟していないと言えるでしょう。

実際演奏している彼ら(ジプシールンバミュージシャン達)は、生まれながらにして親兄弟、親戚、一族郎党、友人、仲間達が、それこそ目の前で当たり前のように四六時中演奏しているような状況な訳で、そこから自然吸収して身に付けていってしまうのでしょう。しかし我々の場合そうはいきません。

ジプシールンバ奏法を紐解く

では、どうしたら良いかというと、どう演奏しているかを知るには、彼ら(ジプシールンバミュージシャン)の音源を聴き込み、映像を何度も見て(時には一時停止、スロー再生、巻戻しの作業を繰り返し)紐解いていく訳です。

本場の彼らとは弾き方が全然違うかもしれません。(映像確認したりしているので、全く的外れなことはないと思いますが)
しかし、リズムとサウンドが「それらしく」聞こえていれば、それで良いと思います。
実際、彼らも人によって弾き方は違っていますし、もともとメソッドが無いのですから。

ここで公開しているものは全て自己流です。
クラシックギター奏法、フラメンコギター奏法に比すると、「変・常識外れ・特異・型破り・想定外」な弾き方がたくさん出てきます。とは言え、クラシックやフラメンコのギター奏法を踏襲しているのも事実です。

ここに出ていることはジプシールンバギターの序の口に過ぎませんが、彼らのように弾いてみたいと思う方には、きっと役に立つと思います。

実践!~Gipsy Rumba奏法の種別

基本的に4拍に分けて、[1] [1裏] [2] [2裏] [3] [3裏] [4] [4裏] というように1、2裏、4拍目(赤字の部分)にアクセントを置くことを基本とします。そしてそれを様々なパターンで曲によって弾き分けることになります。
便宜上、基本となる6つのパターンに名前をつけて、それぞれ細かく説明していきます。

ベーシック奏法

一番基本となるパターンを練習します。
とりあえずこの形さえマスターすればどんな曲にも対応できます。

ベーシック奏法について詳しく見る

パーカッシブ奏法

ギターのボディーをボンボン叩く、パーカッション効果に特徴を持たせた弾き方です。
明るくてノリの良いルンバの曲でよく用いられます。

パーカッシブ奏法について詳しく見る

スロー奏法

ゆったりと哀愁をこめて、じっくり聞かせたい時に弾くパターンです。
うまくゴルペ音が出せれば、非常に味わい深い響きになります。

スロー奏法について詳しく見る

ギャロップ奏法

とにかく勢い良く激しさも感じられる、最もGipsy Rumbaらしい奏法です。
ゴルペ音をうまく出すと、まるで馬が走る時の足音の様にも聞こえます。

ギャロップ奏法について詳しく見る

バラード奏法

こちらも哀愁のあるゆったりとした曲に用いられますが、上の4つの奏法とは少し趣が異なります。

バラード奏法について詳しく見る

アラビック奏法

2拍子のリズムを強調した力強く、情熱的なリズムです。
モーロ風の土臭い曲等に合いますが、どんな曲でもこのパターンは応用できます。

アラビック奏法について詳しく見る

こちらの記事もどうぞ!

実践!強6連ラスゲアード~ジプシールンバの特徴的な奏法の一つ... ジプシールンバ奏法の番外編として、今回は「強6連ラスゲアード」について学んでいきたいと思います。 参考:実践!ジプシールンバギター奏法 本題に入る前にフラメンコギター奏法におけるラスゲアードはどのようなものかおさらいしましょう。 通常以下のような方法が一般的です。 親指で弦を下か...
爪は命!フラメンコ系ギタリストの知恵~爪の保護と手入れ... ジプシールンバのギタリストにとって、爪は命です。激しいルンバ・プレイをすると生爪のままでは必ずと言っていいほどどこかしら破損します。その人の弾き方にもよりますが、ゴルペなどを多用するGipsy Rumba奏法では爪のケアという点も注意しなくてはいけません。 とにかく激しいルンバを弾く人は必須!...
ギター入門者向け!調弦の仕方や良く使うコード進行を覚えよう... Gipsy Rumbaでもフラメンコでも、基礎となるのは一般的なギターのチューニングと一般的な西洋音階(ドレミファ・・・)です。 まったくギターが初めての人向けのギターについての基礎知識とジプシールンバの曲でよく使われるコード進行などをお伝えします! 調弦の仕方 クラシックギターやフラメン...
用途に応じて使い分け!ジプシールンバ用ギターの選び方... ジプシールンバを演奏する上で、どのようなスタイルでギターを弾くのか。自分に合ったギターを探すことも大事です。 素手の生爪を使ってプレイするため、ピックなどを使うロック用エレキギターやスチール弦のギターは当然不向き。 そこでナイロン弦のアコースティックギターを使うわけですが、その用途も様々です。 ...
ジプシールンバギター奏法~アラビック奏法... 2拍子のリズムを強調した力強く、情熱的なリズムです。 モーロ風の土臭い曲等に合いますが、どんな曲でもこのパターンは応用できます。 アラビック奏法 基礎 1~2 裏拍を全てアップストロークで奏でて強調します。 動画の基礎1ではこの奏法を基本にして応用的な弾き方をしており、ゴルペとカ...
ジプシールンバ奏法を学ぶ前に覚えておきたいフラメンコギターの基礎知識... Gipsy Rumbaのギター奏法の根底にあるのはスペインのフラメンコギター奏法です。はじめてギターを手にする人も、まずは基礎を固めてからGipsy Rumbaに挑んでみましょう。 ここではフラメンコギターで必要になる様々な奏法について紹介していきます。 セコ ギターをストロークする際の最...

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です