爪は命!フラメンコ系ギタリストの知恵~爪の保護と手入れ

ジプシールンバのギタリストにとって、爪は命です。激しいルンバ・プレイをすると生爪のままでは必ずと言っていいほどどこかしら破損します。その人の弾き方にもよりますが、ゴルペなどを多用するGipsy Rumba奏法では爪のケアという点も注意しなくてはいけません。

とにかく激しいルンバを弾く人は必須!爪の保護・補強について

もちろん生爪のままで弾くのが人体的にもやさしく最適な方法ですが、激しいジプシールンバを弾くたびに爪が割れて、再生するまで不都合な思いをするのなら、最初から補強するというのも一つの選択肢です。
ここではフラメンコギタリストなどが実践している爪の保護方法について説明します。

瞬間接着剤を爪に塗る

瞬間接着剤この方法はフラメンコ・ギタリストの間でも最もポピュラーであると言えます。市販の瞬間接着剤を爪先に垂らし、コーティングするように爪を覆って行く。完全に固まるのに10分くらいかかるが、ギターを弾く間はよっぽどのことが無い限り、はがれない。心配な人は二重に塗っておくと効果的。

これまでにいろいろ試してみたけど、最近のお気に入りはアロンアルファのEXTRA耐衝撃。
乾くのも比較的早く、衝撃にも強いのでおススメ。アマゾンや量販店で購入できます。

剥がす時の中和剤も別途売られています。

ネイルグルーで固める

イルグルー爪を絶対傷つけたくない、もっと頑丈にしたい、ということであれば、ネイルアートなどで用いられるネイルグルー(爪補強剤)を使うと、より爪が割れにくくなります。
短時間で固まるため注意が必要ですが、プラスチックのような膜で爪がコーテンィングされ、完全に衝撃からガードできます。剥がす時は専用の中和剤を。
10年ほど前は割と高価で専門店でしか売られていなかったけど、最近はAmazonで安く買えます。

歯科用レジンで爪を再生

歯科用レジンあまり一般的ではないですが、歯科などで仮歯を作る場合用いられる素材を利用して、爪を再生させる方法。爪がかけてしまったが、付け爪はしたくないという場合にお勧め。
専用の液体(ジーシーユニファストトラッドなど)に添付の粉末を加え、かき混ぜることで硬質化させ、それをつまようじ等などで爪に塗り付け、補強していきます。

ただし手間がかかる上、市販されていないため、利便性は低いと言えます。

爪の手入れ~ヤスリをうまく使い分ける

最初に爪の補強について説明しましたが、アロンアルファやレジンなどに頼りきりではいけません。日頃からのネイルケアで自爪を丈夫に強く保つよう心がけることが最も大切なことです。

ちょっとやそっとじゃ割れない頑丈な爪を生やすため、日頃から行うと良いメンテナンス方法をご紹介します。

爪切りではなくヤスリを使う

爪が伸びて来たら爪切りを使うのは常識ですが、爪の縦方向に亀裂が入ることがあり、強度が落ちる原因となります。
そこで様々な種類のヤスリを使い分けて爪を万全の状態に整えましょう。

爪を切らずにスムーズに爪のフォルムを形作るのにセラミックや人口鉱石のヤスリを常備しておくと良いかもしれません。
短時間できれいに爪を削るのに定評があるドイツの刃物メーカーのヤスリがフラメンコおよびクラシックギタリストの間でも人気があるようです。

目の粗さいろいろ。紙ヤスリを使って仕上げを

紙やすりよりきれいな仕上がりを求めるのであれば、100円ショップやホームセンターなどでも売っている紙ヤスリを使うと良いでしょう。きめ細かさのレベルが様々で、最初は粗削り、徐々に繊細な目のヤスリを使って形を整えていきましょう。

最後の仕上げに使うのはレジでもらえるアレ

レシートなどの感熱紙さらにさらに、なめらかに仕上げるために裏技とも言えるのが「レシート」などの感熱紙!
感熱紙の細かい粒子が研磨剤の役割を果たし、ツルツル・ピカピカな爪に生まれ変わります。

まあ、ジプシールンバを激しく弾く人であればここまでする必要はないかと思います。
自分はリードギターがメインだ!とか、見る人が注目する指先はキレイにしておきたいという方々にはおススメします。

爪を丈夫に、健康な状態に保つ

人によって爪の大きさや固さは様々です。骨格や体質と同じで、爪の強度が強い人もいれば弱い人もいることでしょう。また、年齢とともに爪の強度が弱まっていくのではと思いがちです。
しかしギタリストとしてネイルケアを日々しっかり行っていけば、常に健康で丈夫な状態に保つことも可能です。

逆にネイルケアをしっかりしておかないと、爪もすぐにすり減り、ギタープレイにも大きく影響が出るものと思います。

強い爪を作るために習慣づけたいネイルケア

爪も肌と同じでしっかりとした保湿を行わないとガサガサの荒れた状態になってしまいます。
ネイルサロンの業界でもこれは常識中の常識。

爪を保湿するのと栄養を与えてあげるために市販のオイルやクリームなどを塗布し、軽くマッサージなどを行うとよいでしょう。

爪の保湿剤として「kaina(カイナ)」というネイルケアクリームがネットで購入できます。
この保湿剤はフラメンコギタリストの沖仁さんも愛用されているようで、日常的にこまめに使用することで爪の強度の改善につながったり、欠けにくい爪を作りだす手助けをしてくれます。

ギタリストに特化して作られた爪のベースコートも販売されています。
「Kaina ザ・ギタリスト」は酸素透過性の高い成分を使い、爪への負担を減らした補強剤。
脱・瞬間接着剤を目指すギタリストは、まずこちらを試してみるといいでしょう。

ただしこのようなネイルケア製品はすぐに効果がでるとは限らず、日常的に塗布して習慣づけないと爪への強化が望めないかもしれません。

ギター弾きにとって爪は楽器の一部。
ギター本体と同じで、爪も一生使い続けるには日々のメンテナンスを怠らないことが大事ですね。

指や爪に負担のかからない弾き方を意識しよう

ジプシールンバ奏法の場合、ゴルペやカッティング、ラスゲアード(ギターのストローク)を多用するため爪や指の負担は相当なものになります。
ギター奏法に慣れないうちは、ついつい余計な力が入ったり、爪の当たる角度を気にせず力いっぱいかき鳴らしたりしてしまうものです。
弾き方に変なクセがつくと、毎回指の皮がむけてしまったり、タコができたり、爪の同じ場所が欠けたり、人それぞれ何かしら問題も出て来るでしょう。

ギタリストの爪

ジプシールンバにはこれといった弾き方の基準などありません。
当サイトで紹介しているギター奏法も一つの例に過ぎず、あくまで参考程度にご覧いただければと思い公開しているものです。
一人ひとりの手と指、そして爪の状況に合わせた弾き方というものがそれぞれあるはずです。
いつも爪がかけたり指を痛めたりするのは、どこか余計な力が入ったり、力の入れ具合に無理があったりすることが考えられます。

できるだけ指や爪に負担のかからない弾き方を自分なりにあみだし、奏法をマスターしていくことが結果的に上達への近道となることでしょう。

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