すべてはサント・マリー・ド・ラ・メールから始まった

南フランス、カマルグ湿地帯にある海沿いの町、サント・マリー・ド・ラ・メールで毎年5月に開かれるジプシーたちの巡礼祭。
ジプシールンバの礎を築いたギタリストのマニタス・デ・プラタと歌い手のホセ・レジェスはこの巡礼祭で共演し、フランスで評判となった後、やがて世界へと羽ばたいていきます。
後にジプシールンバ・ミュージックを世に知らしめたジプシーキングスのルーツともいえる彼ら二人の足跡をたどります。

ジプシーキングス系の音楽が歌い継がれる場所、カマルグ

南フランスのサント・マリー・ド・ラ・メールという小さな町のある三角州(デルタ)の一帯を、カマルグ地方(Camargue)といいます。
ジプシー・キングスの音楽で馴染みの深いカマルグ系ジプシー・ルンバは、フラメンコをそのルーツとして、この地方で歌い継がれ発展した音楽なのです。

ギターの名手、マニタス・デ・プラタと歌の名手ホセ・レイエスの出会い

マニタスとホセは毎年のサントマリーの巡礼祭で歌や演奏をジプシー達の前で披露していました。

世界へと伝わるマニタスのギター演奏

徐々に有名になったマニタス。
本人が望んだわけではなかったのですが、ついに世界へ羽ばたく時が来ました。

マニタスから離れたホセがJose Reyes y Los Reyes結成。ジプシーキングスのルーツとなる

マニタスは精力的にアルバムを発表していきました。
ホセはマニタスをゲストに迎え、自分の息子達を従え、初のリーダー・アルバム、Jose Reyes e Los Reyes 「Sombre de Noche」 を発表しました。

サントマリー・ド・ラ・メールで新たな出会いを

マニタスとホセの出会いから半世紀以上が経過した今、着々と世代交代が行われています。

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