JZ Brat ライブレポート

08081401.jpg2008年8月14日
真夏の熱い風、照りつける灼熱の太陽。
まさにジプシールンバ日和だ。

今宵、渋谷セルリアンタワー2階にあるJZ-Bratでのライブ。
大人の雰囲気漂うこのライブスポットで今日はどんなステージが繰り広げられるのか。

今回のメンバーはKG、Mario、Paco、Luis、Kiko(Vo., Gt.)、Hiroki Takeda(Bass)、Rie Aikawa(Key Board)、そして今回フィーチャリングミュージシャンとしてパーカッショニストの2人、伊藤アツ志(Darbuka)、Nona(Cajon)が登場。

そもそも前回のライブで対バン出演していたioraでカホンを叩いていたNonaちゃんに注目し、急きょスペシャルライブを行うことが決定。パーカッションをフィーチャーしたライブにしてみようというのが今回のねらい。
数回のリハでばっちり呼吸も合い、いよいよライブ当日を迎えた。

お盆の真っ最中ということで当初客足が心配されたが、ふたを開けてみるとたくさんのお客さんがご来場、ほぼ満員に近い状態に。なんともうれしいしありがたい話だ。始まる前からテンションが上がってきた。

08081403.jpg毎回JZではその日のライブのテーマに合わせたオリジナルカクテルを作ってくれるのだが、この日のテーマは「夏の乙女たち(Bonitas de Verano)」。
今回のライブはGGの他にたくさんの女性アーティストが出演しているため、そんなおしゃれなネーミングにしてみた。
熱帯夜のようなジプシーギタリストたちに夏夜のそよ風を思わせる女性アーティストたち。
そんな夏ならでは?のコラボレーションをイメージしたカクテルをすすりながらライブはスタートした。

一部はボーカリストPerla(ペルラ)さんのステージ。
JazzやR&Bの名曲を歌い、ラテンテイストのオリジナル曲もブラボー!
GGの演奏でもはまりそうな曲だった。
ダンサーたちも登場して会場を温めてくれた。

二部はいよいよ我々の出番。
ダルブッカとカホンのリズムに導かれて1曲目「Baila me」を皮切りに、二曲目はオリジナル「Rumba Bohemia」を演奏。
続いて3拍子のブレリア風のリズムで始まった曲はリードギターMarioの「Liberte」。曲の最後の方にPaco de Luciaの名曲「El Rio Ancho(広い川)」のメロディーを挟む、通をうならせる仕上がり。

ここでブレイク。
本日のスペシャルゲストとして女性4人組ボーカルグループ、Suite Voice(スウィートボイス)さんがステージ上に登場。パーカッションの二人を残して他のメンバーは一旦ステージからはける。
彼女らのオリジナル・アカペラソングを一曲歌ってもらうと、会場全体に涼風が立ちこめ、まるで別空間のようになった。
曲が終わると再び暑苦しいギタリストたちが登場し、次は「Volare」をコラボで演奏するという、夜もヒットパレード状態。
女性版ゴスペラーズともいうべき彼女らとジプシールンバがどう絡むか、演奏する我々もワクワクした。
実際KGのだみ声に、美しく女性らしいコーラスを流し込んでくれて、それはまるで濁流に飲み込まれつつも水中で優雅に泳ぐ若鮎のようであった。
なるほどー、こういうのも面白いな~とあらゆる音楽の可能性に気づかせてくれた場面でもあった。

その後もGGのライブは続く。
バンドとしては初めてやる曲あり、キーボードとベースの聞かせどころを含む曲あり、Luisのリードボーカル曲あり。

そして最近公私ともに激しい毎日を送っているギタリストPacoの一曲はすさまじかった。
仕事が忙しくリハにも参加できずに本番いきなり出演だったが、持前の集中力と内に秘めた気迫で今夜のステージものっけからクレイジー・パコ全開。
彼のオリジナル曲「Tierra Roja」も史上例にないフルスロットルで爆走。
そしてハプニング!
あまりの動きの激しさにギターにつないでいるラインケーブルが外れてしまったのだ。
ギターの音がいきなり途切れてしまったのでお客さんも「何事ぞや?」と動揺のご様子。
それに気づかず弾き続けるPaco、そして慌ててケーブルをギターにつなげようとするKGの姿。
それを傍から見る他のギタリストたちは笑いをこらえられなかった。
これまでもPacoはギターの弦を引きちぎったり演奏中にビールを飲み干したり、数多くの荒業を展開してきたが、本日また新たな伝説が生まれたと言えよう。

ライブも終盤にさしかかりラテン風の曲「Bailaras Conmigo」、そして最後にオリジナル「Ole y Ola」でラストを迎えた。

ありがたくもアンコールを頂き、普段はノリノリのナンバーを演奏するところ渋いオリジナル曲「Querencia」を演奏。ミドルテンポの哀愁歌謡、もはやおっさんバンドになりつつあるGGのメンバーも大好きな曲だ。
最後はちょっとアレンジして曲調を変えてみた。風の谷のナウシカみたいなイメージ。
そこにアツ志さんのMCでメンバー紹介が行われる。

なかなかドラマチックな流れでライブの幕が閉じると思いきや、無理やり最後に「Bamboleo」を演奏。
ここで今日の出演者全員がステージに上がり、みんなで「バンボーレーオー、バンボレーアー」と熱唱し、フィナーレを迎えた。

いつもと趣向の異なるライブではあったが結果的に大満足の楽しいライブとなった。
パーカッションのNonaちゃんも安定感のある演奏で荒くれ者のギタリストたちをうまくまとめてくれた。
また機会があればぜひ共演したい。

※ライブの写真は後日掲載します!

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