Gipsy Kingsフォロワーとして

この前の日曜日はジプシー研究家でもある関口義人さん主催のイベント「ジプシーを追いかけて」にゲスト参加してきた。

ヨーロッパをはじめ各地に散らばっていったジプシーたちの音楽などを毎回違うテーマで紹介し、その分野に詳しい人物をゲストに招いてインタビューやトークを繰り広げるイベントだ。

で、今回は満を持して「Gipsy Kings」がテーマに選ばれた。
以前から関口さんと交流のあった私Luisに声がかかり、現地の写真や映像を流しながら説明を入れて欲しい、とのご要望を頂いた。
しかし自分の持っている資料だけじゃ十分に伝わらないと思い、現地へ何度も足を運んでいるNicoにも協力を請う流れとなった。

Nicoの持っている映像資料は豊富で貴重なものが多い。
それらを編集してDVDにまとめ、自分は写真や珍しい音源などを用意して当日のイベントに備えた。

会場は渋谷のアップリンク・ファクトリーという小さなイベントホール。
ちなみにこのアップリンクという会社は世界各地の珍しい映画やロードムービーなどを買い付けてきて、独自の映像ソフトとして普及させており、オフィスの一角に設けられた控え室には、それらのDVDが所狭しと並んでいた。

あくまでトークイベントのためいつものライブとは勝手が違い、妙な緊張感があった。
しかし冗談交じりのトークもはずんで次第に和やかな雰囲気になった。

トークイベント「ジプシーを追いかけて」

一通り写真や映像を紹介し終わって、Gipsy Kingsのフォロワーとして世界の様々なミュージシャンを紹介するコーナーへ。
珍しい音源としてレバノンの女性歌手や新彊ウイグル地区のミュージシャンの音源などを披露。歌の言語は違えど、どれもサウンド的にはGipsy Kingsに近いものを感じる。
もっといろいろ紹介したかったが、時間が限られていたので、トークは終了。
最後はギターのMarioも登場して、ミニライブを30分ほど行った。
会場は温かい雰囲気に包まれ、イベントの幕は閉じた。

 

ところで、Nicoや我々Gipsy Grooveは日本のGipsy Kingsフォロワーとして活動しているわけだが、どうしてもGipsy Kings自体のネームバリューというか存在の大きさが勝ってしまい、何をやるにしても彼らの影がつきまとう。
当然彼らのヒットソングをカバーしたり、演奏スタイルを参考にしているので仕方ないことだけど、出来れば自分らのオリジナリティーをもっと出して、Gipsy kingsとは別物として見られるように仕向けていかないとなー、と最近よく考えている。

Gipsy Kingsの次世代バンドと呼ばれるChico & the Gypsiesにしてみても、ライブでは自分らのオリジナルをやるより、ジプキンのカバーを演奏することの方が多い。
どうしてもジプキンという「安全地帯」から抜けきることが出来ない感じを受ける。
今後Gipsy Kingsを超えるバンドは「このジャンルにおいては」出てこないと思われる。

ただし、Beatlesを超えるバンドが現れないが、彼らに影響を受けた様々なバンド・ミュージシャンがたくさん世に羽ばたいていったのと同じように、ジプキンに影響を受けたバンドとして、我々も何か一つ世に飛び出すものを残したいものだ。

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