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2007年05月03日

Gitano Family 来日ライブツアー(5)ノベンバーイレブンス2

3曲目あたりからGFの「濃さ」が滲み出てきた。
お客さんを楽しませてノリノリにさせるというエンターテイメント精神は我々GGも常に抱きつつライブを行うわけだが、彼らにとってのそれは、かなり日本のものと異なる。
日本人としては間にMCなどを巧みにはさみつつお客さんの反応を見ながら臨機応変に曲の流れを変えていくことができるかもしれないが、彼らにとっての「お客さんの反応」というのは少し見方が違うようだ。
あるノリのいい曲を演奏して、徐々に客席もノッてきた時に不意にJulioが曲をストップさせ、フラメンコで言うファンダンゴばりの「歌いどころ」をフォーカスさせる。Julioが伸びのある高音を発し、それに応えてPatchaiがジプシーボイスで合いの手となる歌を入れる。
これはもう完全にアドリブの世界。歌っている歌詞を聴いていると「さあお嬢さん方、僕のために踊っておくれよ」「パチャイ、君のすばらしい歌声を聞かせておくれよ」とか。Julioの思いつきの歌詞だ。
途中、Nicoが歌う場面があったが、JulioとしてはNicoにもこのようなアドリブを展開してほしかったと見え、「Nico、ルンバで何か歌っておくれ〜」とかアドリブで歌ってたが、Nicoは「??」状態。
このやりとりはかなり面白かった。
それから軽くメンバー紹介をしようと「Julio Romero!!」と高らかに声を上げたのだが、そんなのまるで無視してそのまま次の曲を始めてしまうのも笑えた。私(Luis)としては他のメンバーも紹介したかったのだが・・・、Julioはこれを違うようにとらえたみたいだ。お客さんはこの様子を見ても大爆笑。
新手のコントを見ているかのようだ。

ライブは1部と2部を用意していたが、いきなり爆走モードで1部の予定時間を大幅にオーバー。店側のお達しで少し早く2部を始めることにした。

2部も彼らは暴走しまくりだ。
曲はおなじみのGipsy Kingsの曲もやったりしたが、微妙にGF風にアレンジされておりおもしろい。またGFのオリジナル曲もメドレーでやったりしているが、これらも全てアドリブで展開していると感じた。曲順やセットリストなども全く決めないでライブをやっているようだ。
彼らにとってはホームパーティーで演奏するのと大ホールで演奏するのはさほど変わりないように思える。
リーダーであるJulioが曲の出だしを歌い、それに引っ張られるようにして他の3人もついてくる。
それにあわせるかのように日本人のメンバーが演奏する形、このような流れで終始ライブが続いていった。
2部も終了間際。終了の予定時間が迫ってきた。
Julioがちらりとこちらを見て、「あと何曲やればいい?」と聞いてきたので「あと1〜2曲だ」と伝えた。ところが、これからが長かった!
普通のライブだとメンバーも疲れが出てきて、ラストスパートのように最後の曲、それに加えてアンコールの曲などもやったりするが、GFの場合、最初からラストスパートかけているようなもので、それでいて疲れが全く見えない。
そんなわけで、ラストの曲を2〜3曲やっていた気がする。更にその後!
突然Julioが「おお、Nico、お前はアントニオ・バンデラスのようだ!」とか言い、なにか映画のテーマ曲を奏で始めた。Lucasは常に冷静で余裕の表情でその音楽をギターで奏でる。
なんなんだこの雰囲気は??
続いて「Luis!お前はジョン・トラボルタに似ているな!」などと発し(まったく似てないと思うが)突然映画「パルプ・フィクション」のテーマ曲を奏で始める。
相変わらずLucasは冷静そのもの。疲れた顔もいやな顔もせず、うっすら笑みを浮かべて完璧にギターを弾きこなす。
この一連の騒動にも大笑いだが、最後にもう一発。
収拾がつかなくなってきて、Nicoがうまくまとめようと「それでは、最後にマイウェイでも歌って締めようと思います。」と言った矢先にまたJulioが突然勝手に別の歌を歌いだした。
まー、確かに日本語は分からないと思うけど、ちょっとは空気読めよ〜!!ってな感じだったが、結局その曲でラストとなった。
お客さんもかなり楽しんでもらえたようだが、もう少し続くとダレてしまうぎりぎりの範囲だった。
何はともあれGF+GGのライブ一発目は大成功。
さて、この先の地方公演、どうなることやら。

投稿者 gipsygroove : 2007年05月03日 20:47

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