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2005年02月24日

いつもと違う Live at Pink Cow

今まで数多くのライブをこなしてきたGGだが、必ずリードボーカルはKGがとっていた。
それはバンドにおいて必然的な体制であり、誰も疑問に感じることはなかった。

しかし今回のライブはその体制を崩さざるを得ない結果となってしまった。

ライブ当日朝、KGからバンドメンバーへ「やばい」と言う表題のメールあり。
内容はインフルエンザに侵され咳が止まらずとても歌える状況ではないというものだった。
さらに菌が耳に回り、中耳炎まで併発しているという。
こんな状況でステージに立てるはずもない。
仮に無理矢理ステージに立ったとしてもライブハウス中にインフルエンザ菌をばら撒くことになり、
メンバーどころかお客さんまで病原菌が感染してしまう。
KGからLuisへ電話があったが、咳でゲホゲホやってほとんど何を言ってるのか聞き取れなかった。
こりゃだめだ〜!

そんなわけで趣向を変え、この日は初の試みとなる「Live without KG」で行うことに決めた。
予め決めてあったセットリストに変更を加えいざステージへ。

ライブ会場は…こんな日に限ってお客さんが多かった。
前回もたくさんの人に来ていただき、ものすごい盛り上がりだったが、今回も然り。
状況はどうあれ、これは生半可なライブでは許されないな、とただならぬ緊張感が沸いてきた。

ライブ開始はGGオリジナルの「Gipsy Road」から。
PacoのおぞましいイントロギターからボーカルはLuis。
いつものようにハモリのパートを歌うことに慣れていたLuisはいきなり音程を外してずっこけスタートを切った。
が、その後はなんとか持ち直し冷や汗もので一曲目終了。
2曲目はMarioが歌う「Un Amor」。
彼は高音を発するためいつもよりギターの音色を半音あげて演奏が繰り広げられた。
ギターやパーカッションもプロ級だが歌もなかなかのものだ。

3曲目はPacoのオリジナル「Flores en el Aire」。ベースはMarioが弾いた。
続いて4曲目以降もLuisがGGオリジナルを、MarioとPerryがジプシーキングスの曲を歌ったりして何とかパートをうまく振り分け、ライブを進めていった。
なにがつらいって、ギターを弾きつつ、歌も歌いつつ、曲の合間にはチューニングを直しながらMCまでしなくてはいけないというところか。全く気の休まる暇がない。
慣れぬことばかりでいつもの3倍ほどのエネルギーを使ったような気がした。

休憩を挟んで2部。
Pacoの弾く「Asturia」ジプシールンババージョンでスタート。音階と間合いを無視した恐るべきギタープレイに他のメンバーも必死に付いて行く。Pacoの狂いっぷりは健在だ。
2曲目以降も1部と同じように各メンバーが得意な曲でボーカルをとった。

本来、この日の参加メンバーは4人だけだったのだが、KG不在の緊急事態の報を受け、急遽DiegoとTinoが仕事帰りに駆けつけてくれた。
また、カホンの"Juan Delgado" 高橋さんも助っ人で参加してくれた。
困ったときに助け合う、まさにジプシー・ファミリーの真髄だ。

ライブの終わりの方になると緊張感が熱気へと変わり、いつものようにお客さんも乗ってきてスタンディング・ダンシングスタイルとなった。
突然奥の方から踊り狂う外人の方がステージ前へ。
その目が「曲を止めるな」と訴えかけているように感じ、実際最後の3曲はほとんどノンストップメドレーになってしまった。
そのエキゾチック・フォーリン・ウーマンの影響もあり、むずむずしていた人も次々に踊りだした。
このように雰囲気が和らいでくると演奏する側も心地よくなってくるものだ。

最後はアンコールを3曲ほども頂き、大盛況のままライブは幕を閉じた。
KG不在でメンバーそれぞれがいつも以上の力を発揮せざるを得ない状況になってしまったが、それは結果的にはプラス要素となった。今後のGGのライブ体制に変化が出てくるかもしれない。KGを中心とした4人ボーカル体制も夢じゃない。

投稿者 gg-luis : 2005年02月24日 23:37

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