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2003年04月05日

カフェスローライブ

我々Gipsy Grooveも結成して今年で3年目に突入。季節はあっという間に春になり、またフレッシュな気持ちで4月第一発目のライブを迎えた。ところが天気は大雨の強風。咲ききった桜を容赦なくふるい落とす、いやーな天候であった。
ライブ会場は去年の12月にも一度やったことのある「カフェスロー」だ。その名のとおりスローフードやスロー・カフェを提唱している、環境に優しい暖かみのあるお店だ。倉庫を改造して内装にストローベイルの壁や手作りの家具をほどこした、ライブでなくても楽しめるお店だろう。
お店に入る前に「今日のライブ:ジプシーグループ」とあった。我々はジプシーグルーヴである。(名前なんてどうでもいいのだが、これはよく間違われる。)
本日の参加メンバーは、ヴォーカルのケイジ、リードギターのパコ(2人は別のところで出張演奏を終えた後だった。)、ギター陣では、最近南の国から落ち武者のように帰還したルイス(脱皮中)、今月中に人生の晴れ舞台を経験すること必至のディエゴ、相変わらずのマイペースで他を圧するサヤ、そしてますます髪の毛に回転が増し程よい貫禄をかもし出すマリオがゲスト参加。パーカッションには腰痛を抱えつつもしなやかな物腰をみせるマサティートが来てくれた。
建物2階にメンバーの控え室としてあてがわれたリビングルームのようなところがある。ゆったりソファーでくつろぐこと数十分。1階の会場に続々とお客さんが入ってくる。あいにくの天気で、当初かなりの客足が遠のくことを予想していたにもかかわらず、多くの方に来て頂きメンバー一同感謝感激の念にたえない。

午後7時、ライブ開始。曲はジプシーキングスのオーソドックスなナンバーや我々GGのオリジナルソング。会場の暖かみを重視するべく、電気にはなるべく通さず、バックのギター等は基本的に生音で演奏することにした。ヴォーカルやコーラスにはマイクを用いたが、ケイジの発するサイレンのような声は、ほとんどスピーカーを必要としないのではないかと思うくらい不変の激情ぶりを見せていた。
おちついた空気の流れるカフェの中では一気に場の雰囲気を奮い起こすことは難しい。徐々にお客さんのノリの状況を把握しつつ(本当はそんな余裕ないが)、自分達も自然と熱が加わってくるのを感じ取って行く。お客さんのノリと自分達の演奏が一体となる時がある。それが「グルーヴ感」というやつなんだろうか。

第一部はおなじみの「A mi manera」(マイウェイ)で幕を閉じる。シャンソンの名曲をかつてのジプシーキングスがカバーし、それをさらに我々がコピー&ペーストする。名曲はいつまでたっても廃れないものだ。
休憩を挟んで第二部。「Arrinconamela」というフラメンコ曲を高速で演奏。この時ばかりはスローどころか「カフェ"スピード"」だ。
周囲を熱気に包まれつつ、次々と得意の曲を演奏。割とスピード間のある曲ばかりが続いたところで、「Para Siempre」というオリジナルソングをかます。我々の作った曲の中では一番のスローナンバーだろう。歌詞がスペイン語なので意味が分からないかも知れないが、フィーリングでイメージを湧かしてもらえれば幸い至極である。ちなみにこれは一種のラブソング。綿菓子にはちみつをかけたような歌だ。
そうこうしているうちに時間は過ぎて行く。いよいよラストの曲。おなじみのお別れソング「Buenas Noches」。「おやすみー、また会いましょう」という意味のホットで気のきいた歌だ。「なんかライブの最後に楽しく終われる曲が欲しいな−」という思いつきで出来たナンバーでもある。この曲が始まったら「今日のライブも終わりかー」と、少し切なくもなる。(本当はそんな余裕ないが!!)
最後に無理矢理アンコールに持って行くのはGGのライブでは恒例だ。いつもは自主的にアンコールを行うのだが、この日はうれしくも多くのお客さま方からアンコールの拍手を頂いた。最後の曲は何にしようかと土俵中央にメンバー集結、協議の結果、まだ披露したことのないジプシーキングスの名曲「Sin Ella」を演奏することにした。うねる荒波のようなギターのリズムにケイジのハスキーヴォイスがからみつく。トリップ&酸欠寸前になるまで歌い上げ、ようやく演奏終了。台風一過のような余韻に浸るオーディエンス、ほとんど最近「練習が本番、本番が練習」という状態のメンバー各位にとってみても満足のいくライブであっただろう。

余談:
ライブ終了後、無法者のルイスとマリオは、同じく荒くれ者のパコの自宅に宿をとった。ジプシールンバやギター奏法の研究等、オタクな会話が夜遅くまで続き、やがて就寝。・・・夜中の3時、パコは寝ている時にも「オレー!」とハレオを絶叫。びっくりする他2名。彼の中では常にライブが繰り広げられているようだ。

投稿者 gipsygroove : 2003年04月05日 22:36

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