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2003年04月19日
Diego Fiesta開催
「春眠暁を覚えず」という言葉もあるが「春はあけぼの」という言葉もある。暖かくなってきて朝起きるのもそう困難ではなくなって来た。この日も朝早く起き、窓を開けるとすうっと心地よい風が舞い込んで来た。いい天気だ。こういうめでたい日には最適の天気だ。
Gipsy Grooveの最新のメンバーの一人、ディエゴがこの日、結婚式後の披露宴と言うことで各方面の友人を集め東京・月島にあるスペインレストラン「スペイン・クラブ」で盛大にパーティーを執り行うことになっていた。彼は既に3月に親族に見守られる中、結婚式を挙げていた。その後綿密な計画の元、この日を心待ちにしていたという具合だ。
綿密な計画ー。彼の旧知の友として同じくGGのメンバーのキコ、ティノ、ペリーがいた。彼等を中心にしてこのパーティーは企画、構成されていった。それぞれ役目があるらしいのだが、全体的なマネージメントをキコが担当していた。当然この日もキコの指示の元にパーティーが進行していくものと思われた。
しかし彼は来なかった。なぜなら彼にとって何よりもめでたい事件が発生したためだ。同日未明、彼の第2子にあたる男児「コードネーム:魅芸流(ミゲル)」が偶発的に誕生したのだ。GGのメンバー各位に早朝メールが入りこの知らせを受けた。予めパーティーの進行表などは配られていたので、キコなしでもなんとかなるだろう。とにもかくにも、こんなにめでたい日はない。
この日参加のメンバーはキコ以外全員。こんなことはめったにない。PA機材もばっちり整えた。当然パーティーで演奏を行うためだ。午前中にマリオとルイスは車でPA機材一式を運び、月島に向かった。道も空いていたせいか、到着は昼前だった。
月島スペインクラブ。知る人ぞ知るスペインレストランの老舗だ。こんなところで結婚パ−ティ−を開催するとは、なんて熱いやつだ、ディエゴは。他のメンバーにとってもこれは非常に楽しみであった。
会場はかなり広かったし、何よりも店の空気がすばらしい。重い木の扉を開けると、そこにはスペインのちょっとした流行りの居酒屋を思い起こさせるものがあった。スペイン陶器や年代物の家具、調度品、薄暗い明かりに照らされた名画のレプリカ、ぶら下がるパエリア鍋と漂うオリーブオイルの香り、そして飛び交うスペイン語の会話。従業員はスペイン人が多いらしく、この上ないアンビエンテ(雰囲気)をかもし出していた。客席から少し距離をおいて演奏するためのステージがあった。そこに一通り機材をセッティングし、早速PAチェックと軽いリハーサルを行った。GGの他にもディエゴや奥さんの友人の何人かが演奏することになっており、彼等のPAセッティングも丸ごと我々が引き受けることになっていた。しばらくして遅れて来たGGメンバーが続々と到着し、準備を行う等した。
午後2時過ぎ、いよいよパーティー開始。スティービーワンダーの曲にあわせて新郎新婦が登場。会場は盛大な拍手に包まれた。ステージ上の目立つところに新郎新婦の座る席()があり、なぜかその横のちょっと薄暗いところにGGメンバーの座る席が用意されていた。少し離れたほかの客席からは「あの人たちはいったい何者なんだろう?」と訝られること必至のポジションであった。まあPA操作などの諸事情があるためなんだろうが、我々にとってみれば非常に光栄なことだった。
無事にパーティーは始まり、新郎新婦の紹介、エピソードなどが友人らによって披露され、歓談の時間が続いた。新郎新婦が席をたって客席をまわる時等は、マリオ、パコ、ルイスもその後に続きジプシールンバのBGMを奏でることに成功した。一般的な結婚パーティーにありがちな陳腐なゲームや偽善じみたスピーチなどはなく、あるのは友と音楽と心からの祝福だけである。
この後、何グループかの演奏者が次々ステージに上がり、それぞれの演奏を披露した。優雅なチェロの2人組やアコースティックな3人組、癒し系の一人ギター青年など。ディエゴや奥さんの交友関係はやはり音楽に関連した人が多いようだ。
さて、しばらくの歓談の後、ようやく我々の演奏の出番がまわって来た。俗に言う「トリ」というやつだ。演奏時間は20分少々だったが、選曲は当然ディエゴが行った。Baila me、Volare、Djobi Djoba、 Arrinconamela、Ole y olaなどを次々にプレイする。普段後ろの方に隠れがちなディエゴもこの日ばかりは一番目立つ所に立ち、サウスポーギタリストぶりを発揮した。持って来たスピーカーに若干難があり、音響的には少し反省点が残ったが、客席と一体となって楽しむという本来の目的は達成された。キコが居なかったとは言え、久々の(ほぼ)フルメンバーでの演奏も楽しかった。
最後にジプシーキングスの名曲、A mi maneraを演奏し、会は幕を閉じた。非常に充実した結婚パーティーであったと言えよう。演奏やパーティー自体も良かったが、このようにしてメンバーの一人を祝福できるのはなんとも嬉しいものだ。メンバーも皆大満足。お2人ともお幸せに・・・!
投稿者 gipsygroove : 2003年04月19日 22:39
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