2001年11月24日

Live at "BAR・BAR"

今回のライブの会場はラテンレストラン「BARBAR」。その名の通りスペインやラテン諸国に見られる「バル」風のこじんまりとして落ち着いた雰囲気のお店だ。GGの演奏はもともと生演奏が主で、お客さんに接近して音楽を堪能してもらう事が特徴だった。そのためこういうこじんまりとしたライブハウスも十分生演奏で対応できただろうが、最近ではもはやマイクやアンプを通しての演奏が主流となってしまっている。より迫力のある演奏をオーディエンスに提供できる他、演奏者自身も長時間演奏する場合に余計なパワーを使わずに余裕を持ってプレイできるとえた結果だ。しかし実際機材につなげて演奏してみてもついつい力が入ってしまい、結局生演奏と変わらないことがしばしば。まあ、とりあえず前者だけに重きを置いて、今後もPA機材の充実に努めるつもりだ。

この日もライブ当日ながらPAセットなどを購入すべく秋葉原の某電気屋の楽器館に足を運んでいた。やはり日本一の電気街とあって、品揃え、値段共に納得のいけるものばかり。試用せずにいきなりライブで使うのもやや不安ではあったが、とりあえず今回のライブのために備える事にした。

日も暮れ、ライブハウスのある京王線明大前駅に続々とメンバーが集まって来た。早速会場のステージ上に機材をセッティングしてみた。やはり機材に詳しいMarioが指揮をとってくれ、割りとスムーズに事が運び、軽くリハーサルもこなした。音のバランスや質感もまあまあ。しっかりしたアンプで一安心だ。

近くのカラオケ屋で最終練習をするつもりだったが、本番までの時間が限られていたため、得意のストリート上でかるく打ち合わせ&練習を済ませる事にした。ストリートと言っても、モロに駅前だったのでなかなか目立つものがあったようだ。道行く通行人はもとよりライブかっていたお客さんにも大公開で、いささか不信感を抱かせてしまったかもしれない。しかしこれが本来のGGの姿である。まあ本番前の余興という事で御容赦願いたい。

さて、本番。今回もたくさんの方に来て頂き、喜ばしい限りだ。しかし先ほどのリハーサル時よりもメンバーが増えたので、小さなステージ上はかなりの人口密度となった。とにかく演奏開始。1曲目はインストだったが、2曲目からはヴォーカルのKGもステージ上にあがり、さらに満員電車状態。今回はベースのKikoが不在だったが、フルメンバーだったら客席に溢れ出ていた事必至だろう。しかしこの超過密状態も慣れると意外といい面もある。メンバーそれぞれ密着しているため各自の音が聞き取りやすく、チューニングの狂いもカバーできた。ギターをラスゲアード(激しいかきならし)すると他のメンバーの腕などにバシバシあたり、いいコミュニケーションと触れあいが持てた。

会場の反応はというと、意外と静かに耳を傾けてくれ、最初からガツンと盛り上がる様子はなかった。東京の中心に近いという事もあってクールな人が多いのだろうかと余計な心配をしてしまったが、休憩を挿んでの第2部ではみなさんもようやくGG特有の油っこさにも慣れ親しんでくれたようで、全体的に緊張が解けて来たような感じがした。こうなったらもう後は勢いでラストまでひっぱり、最後はおなじみ「Volare」と「Djobi Djoba」でとどめをさした。セットリストは前回の「はっぽん」ライブとほぼ同じで、はやく新曲を取り入れたい所だ。しかしライブの勢いとグルーヴ感はどこでやっても持続できる自信というものが付いて来たのではないだろうか。PA機材の力を借りてのこともあるだろうが、演奏慣れ、ライブ慣れはだいぶして来たようだ。これからもより多くの方々に私達の演奏を聴いてもらい、ジプシールンバというジャンルの音楽を普及させたい。

投稿者 gipsygroove : 22:29 | コメント (0) | トラックバック

2001年11月17日

Live in Kunitachi Vol.4

早くも4回目を迎えた国立「はっぽん」ライブ。約3ヶ月おきに開催されるこのライブはほとんどGGの定番となった。
11月は様々な形態のライブが目白押しで仕事の忙しいメンバーそれぞれ公私ともに多忙な日々を送っていた。通常ならライブの開始前に国立駅前にあるカラオケボックスでリハーサル&軽い練習を行うのだが、この日は皆集まりが悪かった。約束の時間に練習にやって来たのは4人だけ。まあそれでもとりあえず毎度お馴染みのカラオケ屋に入って練習する事にした。練習と言ってもGGの場合はほとんどジプシールンバ遊びみたいなものだ。わいわいみんなで楽しくギター弾いたり歌ったりしている内にあっという間に時間は過ぎてしまう。要は一般のカラオケ客と変わらない。むしろカラオケ屋に入ってマイクやテレビ画面を使用しないのだからお店側は電気代を節約できて好都合だろう、と勝手に解釈している。しかし飲み物を届けに来た店員はやはりジプシールンバに一瞬たじろぐ傾向にある。

国立では毎度お世話になっているフラメンコな不動産屋さんにまずは出向。ここでライブの最終打ち合わせを行う。といっても、結局はライブ前のくつろぎのひとときに過ぎない。遅れて来たメンバーともここで合流し、ライブ会場である「はっぽん」に向かう。この行動パターンが定着している。

「はっぽん」に着くや、「どうもです!」とリードギターのTinoがお出迎え。彼は最近本職の方がめっきり忙しくなり、この日もライブハウス直行という手段をとっていた。暇なのは失業中であるLuisだけか。暇と言うより自由を満喫しきっている、と言う方がしっくりくる。まあ、労働者でも失業者でもライブの時はみな一緒。ちょいとギターを手に持てば、そこには別の人がいる。

さて、開演の午後8時を控えてステージ上の準備を行う。GGも最近はマイクやアンプを通すのが常となっていた。今まで「はっぽん」での演奏はマイク無しで行って来たが、今回はギターにコンデンサマイク、ヴォーカルにはヘッドセットマイクを装着して演奏する事にした。機材に詳しいMarioがPAに関するもろもろのコーディネートを担当してくれた。Tinoやベース担当のKikoも詳しい方だが、他のメンバーは機材に関しては素人同然。これからは演奏だけでなくそれに伴う楽器や機材にも目を向けなければ。

午後8時、いよいよライブ開始。会場はいつにも増してお客さんが入っているように見えた。パーカッションにはモハちゃんことモハメッド・ドムナティーさんが参加してくれた。国立でやるライブの時はいつも無条件に参加してくれて喜ばしい限りだ。いつものように彼の叩き出すダルブッカのリズムがGGの演奏にスパイシーなテイストを加えてくれる。とにかく1曲目のインストナンバー「Allegria」からノリは好調だった。GGのライブハウスでの演奏は久々で、やや緊張の色を見せてはいたものの、やっぱり曲が始まってしまうとすぐに調子は戻ってしまうもの。この勢いで一気に第1部の演奏を終えた。曲目はジプシーキングスのコピー曲。失業者Luisが放いろいろ曲を作って、このライブで発表できたら、と目論んでいたが、いかんせん他のメンバーが忙しくて思うように行かなかった。それでもとにかくお客さんが楽しんでくれてまずはホッと一息。

さて、休憩を挿んで第2部。お客さんも何組か入れ代わったようだけど、ライブハウス内の熱気はさらに上昇。濃い目のジプシールンバのオンパレード。一息入れてモハメッドさんのダルブッカ・ソロ・プレイ。しかしここでハプニングが起こった。演奏を終えたモハメッドさんがダルブッカを持ち上げたはずみに鼻の下をこすってしまい、出血してしまったのだ。良く見るとパックリ割れているではないか!「モハちゃん、大丈夫?」と気遣うが、「OK! OK!」と本人はいつもの調子だ。恐るべしモロッコ人!

GGのオリジナルソングも何曲か演奏し、途中で楽しいイベントを設けた。KFC(国立フラメンコギタークラブ)の人が独自に製作したオリジナルCDをゲームで勝ったお客さんにプレゼントしよう、というものだ。題して「マリオとじゃんけんぴょん」。CDにはGGのライブ音源も含まれていると言う事で、会場のたくさんの方がゲームに挑んでくれた。KGのマイクパフォーマンスもさらに油がのってていい感じだ。勢いで突っ走るのもいいが、こういうイベントで一息つくのもいいだろう。今後のライブでも活用していこう。

さて、ライブも終盤。ジプキンの有名ソングをこれでもかと演奏していった。当バンドの主力ギタリストMarioは今回のライブで事実上脱退する事になっていた。他のメンバーにとっては残念だったが、彼が在籍するAsian Gipsy 黄金井脩さんバンドでのさらなる活躍を祈りたい所だ。さて、この日はそのAsian GipsyバンドでMarioとともに活躍するジョパさんが客として見に来てくれていた。その好機を見逃すはずがないKGであった。彼をたくみに舞台に誘い込み、Tinoの代わりに「Inspiration」を弾くようにしむけてしまったのだ。しかしジョパさんも快く「友情出演」してくれて、我々メンバーも貴重なひとときを過ごす事ができ、光栄だった。

最後のアンコールは「Volare」と「Djobi Djoba」で閉めた。回を重ねるごとに充実した盛り上がりを見せる「はっぽん」ライブ。いつも国立でのライブを支えてくれる人たち、「はっぽん」スタッフの人たち、 そして熱いハートを持ったお客さん達に感謝せずにはいられない。

投稿者 gipsygroove : 22:28 | コメント (0) | トラックバック

2001年11月04日

国立天下市に登場

前日は雨が降り肌寒い1日だったが、この日はすっかり快晴、まさにジプシールンバ日和となった。国立の町をあげてのお祭り「天下市」はちょうど最終日にさしかかり駅前の通りは人々でにぎわっていた。また、国立の顔である一橋大学もおりしも大学祭が行われており盛況に輪をかけた感じだった。
我々GGの面々も、この日メインストリート脇に設置されたステージで演奏する事になっていた。メンバーはお昼過ぎに続々と集合。しかしリードギタリストのTinoは本職が忙しいとのことで敢え無くキャンセルとなってしまい残念であった。それでもKGのメインヴォーカルやバックのギター&ベースは確かな健在っぷり。更にはほぼ正式メンバーになりつつあるカホンのMasatito氏、そしてダルブッカでお馴染みのモハメドさんも加わって申し分ないボリューム感だった。

午後1時過ぎ、ステージに立つ。もちろんアンプを通しての演奏だったので、メインストリートを右往左往する観衆たちの注目を一気にかき集めたのは言うまでもない。秋の小風がピリリと来たが、すぐに熱気で吹き飛ばすことができた。ただ、PAのセッティングに時間を費やしてしまい前もって用意しておいた曲目リストをほとんどこなす事ができなかったのが残念だった。また、パーカッションのマイクがハウリングを起こしてやや聴きづらい所もあったようだ。

そんなわけで今いち不完全燃焼のGGだったが、第2ラウンドがすぐに控えていた。祭りのメイン会場から少し離れた場所にいい雰囲気の道ばたがあり、ストリートライブをやれと言わんばかりだったのだ。躊躇せずすぐさま即席ライブ開始。一通りGGのレパートリーを演奏したが、ただでさえお祭りで浮かれぎみの行楽客にさらなる活性剤を注入する事が出来た。かなり多くの方々に見て頂いたが、みなさん暖かい目で見守って下さり、これぞストリートライブのやりがいと言うものだった。それにしてもオーディエンスの反応も様々だった。なかには尋常ではないラテンフィーバーぶりを発揮した女性や、仰向けになって一緒にパルマを打つ児童数名もおり、演奏している方も楽しさを隠しきれなかった。

日も暮れかけ、KFC(国立フラメンコギタークラブ)の本部であるお馴染みの不動産さんでしばしくつろいだ後、続いてGGのファンであると言う方が経営している洋食屋に出向く事になった。そこでは食事と引き換えに演奏をお送りする事になっていたのだ。メンバーのほとんどはろくに昼食をとっておらず、皆もうろうとしていた。お店に着いてさっそく美味かつ大容量の食事をごちそうになり、空腹は一気に満たされた。それでは、演奏開始!本日の第3ラウンド!ノリのいいナンバーを数曲プレイし、胃袋をも刺激して口から何か出て来そうだったが、酒も入っていたためノリ、グルーヴ感とも最高だった。祭りの余韻も手伝って、店外の道行く人々も巻き込んでのミニライブとなった。
国立という町は温和で陽気な町だ。それに気のせいか、音楽を愛好する人たちが多いように感じられる。GGゆかりの地といえば色々思い付くが、ここ国立ももちろんその一つに数えられる。

今回私達の演奏を聴いて下さった方、また、影で支えてくれた関係者のみなさん、どうもありがとうございました!!

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