2001年10月21日
斗仁衣乃よ、聴け!!
そろそろ寒くなって来た。冬になるとストリートライブも難しくなる。しかし思えばこの時期よりもっと寒い1月や2月とかによく外で演奏していたものだ。それにくらべれば10月の寒さなんてヤギのフンほどだ。
この日もKG、Saya、そしてなかなかインド人のにおいがとれないLuis、さらにはAsian GipsyへバージョンアップしたMarioの4人は西武新宿線田無駅北口で待ち合わせをしていた。テーマは「斗仁衣乃出生100日記念ライブ」だ。斗仁衣乃(とにーの)とは我がバンドのベースを担当するKikoまるむしの子息の異名である。無論、本名は別にある。どうでもいいことだが、最近我々の間ではニックネームを漢字に当てて無理矢理読む事が流行っている。そんなわけでKikoの息子も産声をあげる前からこのような妙なコードネームがつけられてしまっていた。なるほど、実際父親にも似ているが、某G.Kingsのリードギタリストばりの貫禄もなきにしもあらずだ。
今回はKiko夫妻の極秘依頼と言う事で、遊び半分という感じだった。また、奥さんの希望により上記のGGオリジナルメンバーでの演奏()となった。
田無というとちょっとマニアックな駅だが、ここでの演奏はもちろん初めて。しかし場所的にはなかなか良い雰囲気だ。ほどよい人通りと広々とした歩道。他にもストリートミュージシャンがおり、落ち着いてライブが出来そうだった。 我々は駅2階部分に端を発する広場の一角に陣取り、早速ギターをかき鳴らしはじめる。秋風がヒュルリと気持ちいい。
2週間前に結婚式での演奏を行い、それ以降メンバーそろって練習する機会がなかったためやや難アリだったが、一通りレパートリーをこなして行く内にちょっとした人だかりができたりもした。まずまずの手ごたえと言ったところだ。今回のメインゲストである斗仁衣乃も最後まで眠らず聴いてくれた。表情こそ変わらなかったが満足してくれたようだ。将来の有望ギタリストへの第1歩として幼き頭脳にガツンとジプシールンバのリズムが刻み込まれた事だろう。
ストリートライブを無事終え、Kiko一家が帰ったあと、近くの飲み屋で軽く打ち上げをした。カホンのMasatito今村氏も飛び入り参加で、宴もたけなわ。居酒屋を出て暗くなった田無駅前を歩く内に「また、やっちゃう?」と誰からともなく声を発した。そして気付いたころには再びストリートで演奏していた。昼間程通行人が多くはなかったがほろ酔い気分で演奏にも熱が入り、通りすがりにじっくり聴いてくれる人もいた。興味を持った方から話し掛けられもし、ストリートの面白さを改めて実感したようだった。